和風図書館 山田文庫  

公益財団法人山田文庫の概要

1.名称
  公益財団法人山田文庫

2.所在地及び法人の代表者
  高崎市常盤町25番地
  TEL:027−322−2531
  理事長 松浦幸雄

3.創立年月日
  1974年(昭和49年)6月18日、群馬県教育委員会より財団法人山田文庫設立が許可される。

4.創立者
  山田勝次郎・とく夫妻は、幼少年の頃から極めて読書好きであったことから、資材を投じて、県下の小学校、中学校及び高等学校の児童・生徒に図書を贈ろうと考え、財団法人山田文庫構想を固め、県教育委員会の指導及び松本会計事務所等の絶大な協力を得て、昭和49年、遂に創立するに至ったものである。

* 山田勝次郎(旧姓蝋山勝次郎)の略歴
1897年(明治30年)10月7日生。
1922年(大正11年)東大農学部経済学科卒業。同年高崎倉庫(株)社長山田昌吉の長女山田とくと結婚。
1925年(大正14年)東大農学部助手を経て京大農学部助教授に就任。
1926年(大正15年)文部省在外研究員として、イギリス、ドイツ、フランスに3ヵ年滞在。
1930年(昭和 5年)京大助教授を依願退職、以後1944年高崎倉庫(株)社長に就任するまで、民間において、マルクスの「資本論」を指導原理として、日本農業問題の分析研究に専念。
1944年(昭和19年)亡父の遺業を継ぎ、高崎倉庫株式会社の社長に就任。
1950年(昭和25年)日本学術会議の第二回会員選挙に当選。
1967年(昭和42年)高崎製氷冷蔵(株)社長、1968年高崎通運(株)社長に就任。
1974年(昭和49年)私財[土地、建物、証券、多数の蔵書]を投じて、とく夫人と共に財団法人山田文庫を創立。
1982年(昭和57年)6月7日逝去、享年84歳。
◎主な著書「農業における資本主義の発達」、「マルクス資本論」、「米と繭の経済構造」、「地代論論争批判」、「マルクス・エンゲルスの経済理論」、「時代論」等。


* 山田とくの略歴
1901年(明治34年)10月5日生。
1922年(大正11年)日本女子大学師範家政学部卒業、蝋山勝次郎と結婚。
1926年(大正15年)夫・山田勝次郎と共にイギリス、ドイツ、フランスに3ヵ年滞在。
1931年(昭和 6年)〜1933年まで日ソ文化協会書記局勤務。
1945年(昭和20年)日ソ文化連絡会議(日ソ親善協会の前身)発足時の理事。
1963年(昭和38年)ソ連東欧視察団団長として訪ソ訪欧。
1967年(昭和42年)高崎倉庫(株)及び高崎製氷冷蔵(株)の取締役に就任。
1974年(昭和49年)夫・山田勝次郎と共に私財を投じて(財)山田文庫を創立。
1982年(昭和57年)夫・山田勝次郎逝去により高崎倉庫(株)社長に就任。
1983年(昭和58年)高崎倉庫(株)会長に就任。
1990年(平成 2年)5月28日逝去、享年88歳。
◎遺言により次の私財を(財)山田文庫に遺贈した。
「土地1,602.28m2及び69m2」、「株式3,600株」。

5. 公益財団法人山田文庫の設立の目的……定款第3条
   群馬県内の小学校、中学校の児童、生徒に対し読書を通じて勉強心の高揚を計ること及びこの法人所有の図書を一般公衆の利用に供することを目的とする。

6. 公益財団法人山田文庫の事業
 (1) 県内の小、中、高等学校等の学校図書館の図書及び視聴覚教育資料の購入の助成事業。
 (2) 山田文庫としての図書館活動事業。
 (3) その他第3条の目的達成に必要な事業。

7. 公益財団法人山田文庫の基本財政
(1) 土地・・・・・・・・・・・・・・・4,258.21m2・・・・・・・・・・・・・・・183,818,460円
(2) 建物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・369.90m2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・575,756円
(3) 有価証券・・・・・・・・252,564株・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52,588,656円
(4) 定期預金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5,550,000円
──────────────────────────
合計(基本財産) = 242,532,872円

8.実施している具体的な事業
 (1) 学校図書館図書購入助成事業
   昭和49年から平成17年度末までに県下292校に60,028,050円を助成している。
 * 平成21年度学校図書館図書贈呈校。
   高崎市立桜山小、高崎市立倉賀野中、前橋市立桃川小、伊勢崎市立殖蓮中、安中市立磯部小、富岡市立東中、嬬恋村立干俣小、六合村立六合小、沼田市立平川小、沼田市立利南東小、太田市立休泊小、館林市立第四小。・・・・以上12校235万円
 (2) 煉瓦塀の木戸及び笠木改修事業。
 (3) 図書館活動事業
 * 公開年月日。1991年(平成3年)9月1日。…2005年で公開14年。
 * 2005年度も30万円の新刊図書を、来館者の推薦により購入する。
 * 文庫蔵書数。13,766冊(2005.9.1 現在)。高崎倉庫保管の専門書等(経済、政治、哲学文学等。)約13,000冊。故・小山■一氏(■はネのしめすへんに喜)寄贈図書が約20,220冊。総冊数約47,000冊。
 * 開館日。毎週、水・木・金・土・日曜日の午前10時から午後4時まで。
 * 利用者数。会館以来延べ14,823人(2005.3.31 現在)
 * 利用者の職業。多い順に主婦・会社員・公務員・無職・自営業・児童・自由業・学生・生徒の順。
 * 利用者の住所。市内在住者が殆どであるが、住所を制限しないので、市外の方も多い。
 * 利用者の年齢と性別。年齢別では、60代、70代、50代、40代の順で、性別も含めて考えてると市内の女性層が多い。

9.平成24年度理事・監事・評議員等。
   理事長松浦幸雄(前・高崎市長)
理事加部 登・原 浩一郎・関口卓男・吉村晴子・清水篤司・竹内千寿子(6人)
監事室岡敏雄・松本尚武(2人)
評議員石田安利・高橋正一・富岡桂三・吉永哲郎・山田道子・井ノ口雄久(6人)
事務局長 関 恒雄
 水・木・金・土・日曜日の図書館事務は、ボランティアの里見浩子・浦野好美・橋本一女・金子澄子・佐藤淑子・武居伸枝・宮崎明子・関口久子の8人で対応している。

10. (公財)山田文庫の役員等の報酬等の支給基準について

(公財)山田文庫の役員等に係る報酬等の支給については、
定款(平成24年4月1日)に於いて次の通り“無報酬”とする旨を定めており、
現在その通り実施している。

    「公益財団法人山田文庫定款」
    (1)第14条  評議員の報酬は、無報酬とする。
    (2)第28条  理事及び監事は、無報酬とする。

11.今後の運営方針
   私立図書館らしい特色を出すために、多くの方々の意見を集約して、「心の糧と緑豊かな和風図書館山田文庫」を基本的な運営方針としている。創設者山田勝次郎・とくご夫妻の意を体して、着実な図書館活動を推進し、学校図書館図書購入助成事業を遂行する所存である。


山田文庫からのお知らせ

  〜読み聞かせ〜
2010年12月から読み聞かせを始めました。

第一、第三日曜日の12時から、山田文庫敷地内の茶室で、手遊びなどを入れて, ”ほっこり”と行っています。
次回以降は未定です。決まり次第お知らせしますので、しばらくお待ちください。



〜「おはなし」の会〜
「おはなし」も始めます。
日時:第一と第三土曜日(2013年10月から) 午後1時くらい〜

「おはなし」・・・“語り”あるいは“ストーリーテリング”とも言われます・・・は、語り手が一度話をそらでおぼえたのち、聞き手を前にしてその話を紡ぎ出して語って聞かせるというものです。話し手と聞き手の距離がより近しいものになる、絵がない分聞き手の想像力をかきたてるとも言われていますし、読み聞かせとはまたちがった楽しみがあります。

山田文庫では、この「おはなし」を中心とした会を始めました。東京子ども図書館発行のおはなしのテキスト「おはなしのろうそく」を中心に、楽しい、おかしい、ときにはこわ〜い、日本や世界のお話をします。
対象は小学生くらいからですが、どなたでも歓迎します。一緒に「おはなし」の世界を楽しんでみませんか?

6月は7日と21日に開催します。午後1時くらい〜3時くらいまで







〔外 観〕
 文庫は、敷地1,215.07m2(368.2坪)、高崎倉庫社長の私邸を改装した木造の和
風図書館である。敷地内には、平成12年1月に「高崎市都市景観重要建築物等
」に指定された主屋、茶室、土蔵2棟、煉瓦塀の建物が配置されている。
 茶室は、明治16年に長野県から移築したと伝えられ、創建は更に古いと推測
される貴重な文化財である。それ以外の建築物も明治以前のものと考えられる。
 庭園内には、更に月桂樹、黒松、桧など約40種100本の樹木が鬱蒼として
おり、原石を用いた灯篭6基と共に、当文庫の施設は建築的、歴史的、景観的に
高く評価されている。

皆様のお出掛けをお待ちしております。
(図書貸出料などは一切無料です。)